今、ポイントの利用が大きく変わろうとしています。 かつてのおまけのサービスであった時代から、ポイントそのものがメインのサービスである時代に変わりつつあります。
実際にそう変われるかどうかは分かりません、でもそう変わろうとしています。
そして、そんな過渡期だからこそ、ポイントをゲットできるチャンスが多々訪れることでしょう。 今回はそんな空前のポイント獲得チャンスについて考えてみます。
目次
なぜポイントで儲かるようになったのか?
従来のポイントというのは基本的に商品を購入した額に応じて、 一定の割合がポイントとして還元されるというものがほとんどでした。
しかし最近では、購入した金額とはあまり関係のないところでポイントだけが一方的に付与されるようなケースが出てきました。 ここにポイントの獲得を目指すことで使った金額以上に儲かってしまう、また、お金を使わなくても儲かってしまう理由があります。
例えば購入金額の10%のポイントが付与される場合、 1万円の買い物をすると1000円相当のポイントが付与されますが、 1000円相当のポイントを獲得するには1万円を使う必要があります。当たり前ですね。
しかし、何でもいいから100円以上の買い物をすれば1000ポイントが付与される場合、 1000円相当のポイントを獲得するには100円を使うだけで済みます。当たり前じゃないですね。
この例えはほんの一例ですが、今世の中ではこういう当たり前じゃない、 使った金額以上のポイントが付与されるような、ポイントの付与のされ方がされ始めているため、 ポイントで儲かるようになったのです。
実際のところ、例に出したような分かりやすいケースは滅多にありませんが、 分かりにくいももの結果として使った金額以上のポイントが付与されるというケースは今とても多い、 というのがのが現状です。
どんなケースで実際に使った金額以上のポイントをゲットできるのか? というのはまた別の記事として書こうと思うのでそちらをご覧いただくとして、、 今回はなぜそんな状況になっているのか、ということについて考えてみたいと思います。
なぜ使った額以上のポイントが付与されるのか?
なぜ使った額以上のポイントが付与されるようになったのか? これには大きく分けて2つの理由があると思っていて、一つは共通ポイントなる概念の誕生と、もう一つはテレビの衰退です。
共通ポイントの登場による各社の顧客囲い込み激化
現在、各社とも自社のポイント制度に顧客を囲い込もうと、赤字に目を瞑ってでもポイントをばらまいてユーザーを囲い込もうという政策に打って出てきています。
携帯電話会社がただ同然で端末をばらまいて、その赤字分は利用料金で後から回収するのに似ています。 各社ともポイントのばらまきで赤字が出てもそれは後から十二分に回収できると踏んでいるのでしょう。
なぜ顧客を囲い込むと後から儲けることができるのかというと、 これは通貨に似ていて、米ドルやユーロ、日本円など、信用力の高い通貨の発行母体は世界経済で優位に立てるように、 人気のあるポイント(強いポイント)の発行母体は企業競争で優位に立てるからです。
例えば、単純な例を挙げると、人気のあるポイントを獲得できるお店と、人気のないポイントを獲得できるお店があって、 両方のお店で全く同じモノが売られていて、かつポイント還元率も全く同じだったら、当然前者のお店の方が売り上げが伸びるでしょう。
そこで後者のお店はポイント還元率を前者のお店よりも高く設定する、ということが起こり得ます。 例えば、前者のお店は3%還元だけど、後者のお店は5%還元ということが起こり得るでしょう。
仮に、前者のお店よりも沢山ポイントをもらえるなら、ということで後者のお店で商品を買う人が増えて、 両店の売り上げが釣り合ったとしましょう。
この時、同じ商品を売り上げるのに、 前者のお店は3%のポイントを支払えばよく、 後者のお店は5%のポイントを支払わなければいけません。
同じ商品を売り上げるのに、前者のお店はより少ないコストの負担で済み、 後者のお店はより多くのコストを負担しなければならない、ということになります。
これは単純な例ですが、このようにポイントの人気(ポイントの強さ)によって、 今後の企業の経済活動に大きな影響がでてくる、つまり自社のポイントが強ければ強いほど、 より少ないコストで経済活動を継続でき可能性が高まるため、 各社とも顧客の囲い込みに必死なのです。
今挙げたのはポイントを還元する場合の例ですが、ポイントを利用する場合も同じですね。 人気のあるポイントを使えないお店よりも、人気のあるポイントを使えるお店の方が競争上有利でしょう。
また、将来的には通貨的な立ち位置に昇格することを目指していると思われ、 各社とも最終的にな目標地点はそこだと思っています。
もしそこまで辿り着けたら、企業が通貨を印刷できるようになったに等しいですから、ポイントの発行母体であるメリットは計り知れません。
テレビの衰退による広告の迷走
テレビが衰退するとどうしてポイントがばらまかれるのか、 すぐに結び付かない人もいると思いますが、これは人々がかつて程テレビCMを見なくなったからです。
かつては、新商品を発売する時はテレビでCMを大量に流して告知して、お店に商品を配置すれば済みました。 人々は新商品が発売されたことを知り、それを求めてお店へ足を運び、購入しました。
しかし、今はどうでしょうか。 テレビを見ない人は新商品が発売されたことを知りません、知らないのでそれを求めません、求めてないので売り場にも足を運びません。
そこで考え出された一つの方法が、広告を見てくれる人にダイレクトに広告宣伝費をばらまこう、というものです。 今までテレビCMに掛けていた大量の広告宣伝費をテレビCMではなく、直接消費者に渡そうという発想です。
例えば、無料のスマホアプリをダウンロードするだけでポイントがもらえたり、 購入金額の100%もしくはそれ以上がポイントとして還元されるのはこのタイプです。
ご存じの方には当たり前の話ですが、 今の世の中、購入金額の100%以上のポイントが貰えるというアホみたいな話が本当に沢山あるのです。
これにより、一部の人々は主にポイントサイトを通じて、高額のポイント還元のある商品から順に 商品を閲覧するようになり、興味のある商品があれば購入するという行動を取るようになり、 一部の人々に対してはテレビCMに頼らずに商品を訴求できるようになりました。
うまい話には裏があると言いますが、 今まではテレビCMに使っていたような巨額の広告宣伝費が高額のポイント還元として割り振られただけで、 裏も何にもなくてただの本当にうまい話であったということが最近はよくあります。
昔だったらこんなの明らかに怪しいですよね、でもそうではなくなっているのが現状です。 君子危うきに近寄らずですが、ここまでポイントのばらまきにが激しくなると、 ポイントのばらまきを怖がって近寄らないのは君子ではなくただの間抜けというレベルです。
要は今まで、庶民の感覚ではアホみたいと思えてしまうような巨額の広告宣伝費がテレビCMに使われていたということですね。 それが直接消費者に支払われるようになってきたと。
しかし、アホみたいに大量のポイントをゲットできたとしても、 今は時代が違うからそんなの当たり前で危ないことなんて全然ないのかというと、 そうではないのが難しいところで、本当に裏がないただの大量のポイントのばらまきが、 かつてであれば詐欺としか思えない話であるが故に、 間違えて本物の詐欺に引っかかってしまわないように今まで以上に注意が必要だと思います。
基本的にはポイントサイト大手の案件と、 共通ポイント各社やクレジットカード会社等のポイント発行母体の公式キャンペーン以外に手を出さなければ 詐欺に遭うようなことはないと思いますが、やはり人間、調子に乗って・・・というのがあるので・・・、 くれぐれも気を付けてください。
ポイントで儲かるのは過渡期の産物
このように、共通ポイントの登場による顧客囲い込み競争と、 テレビの衰退による消費者への直接的な広告宣伝費の支払い、 この二つが今日のポイント大盤振る舞いの時代を到来させたのではないかと思っています。
しかし、ポイントがばらまかれているからといって、 実際沢山のポイントを獲得するには、キャンペーンを調べたり、 予め会員登録をしておいたり、先着順キャンペーンのためにPCの前で待機したりと、 色々面倒くさいです。
でも面倒くさいからこそ皆がやらないことをやって儲けることができるのです。 面倒くさくなくなってきたらその時はきっとポイントのばらまきも終焉です。
そうなる前に沢山のポイントをゲットして豊かな生活を送りましょう。
より良いポイントライフを。